1. 評伝――東南アジア5つの肖像
  
ほんの最近まで東南アジア世界に君臨していた権力者5人―スカルノ、スハルト、マルコス、マハティール、リー・クアンユーの評伝です。花崎泰雄が勤め先・埼玉大学教養学部の紀要に書いた作品です。読者として学部生や大学院生を想定した読み物風の軽いタッチで書かれています。政治学や東南アジア世界にそれほど詳しくない方でも、政治講談風にお気軽にお楽しみいただけるでしょう。


ジャカルタの政治的道化者――スカルノ 1956-1965

わが政治は銃剣の切っ先にあり――スハルト 1966-1998

幻想と幻影の政治――マルコス 1965-1986

誇りと偏見――マハティール 1981-2003

実用主義者の家長――リー・クアンユー 1965-2004